[8日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種とダウ工業株30種が続落。米国とイランの戦闘終結に向けた停戦の覚書が「終わった」とするトランプ米大統領の発言が相場を圧迫した。一方、最近売りを浴びていた半導体株はブロードコムを中心に上昇し、ナスダック総合はプラス圏で引けた。

トランプ氏は8日、イランとの覚書は終わったのかとの記者団の問いに「終わったと思う。彼らと関わりたくない」と述べ、同日夜に再びイランを攻撃すると警告した。

USバンク・ウェルス・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、ロブ・ハワース氏は「ここで重要なのは期間で、この状況がいつまで続くのかだ」とし、「イランのインフラに被害が生じれば報復の可能性も高いため、市場はより深刻に反応せざるを得ないだろう」と述べた。

スペースXは0.8%安の148.38ドルで取引を終え、終値ベースで6月12日の上場以来の安値を付けた。

マイクロソフトとアルファベットはそれぞれ1%超下落、メタ・プラットフォームズは2%下落した。

一方、ブロードコムは4.8%高。アップルが同社と今週締結したチップ供給契約の一環として、300億ドル超を支出する計画が好感された。

エヌビディアも3.7%上昇。中国が国内の主要人工知能(AI)企業に対し、エヌビディアの半導体「H200」を限定数量購入することを認める方針だとジ・インフォメーションが報じた。

トランプ氏の発言を受けて原油価格が急騰し、北海ブレント先物は5.2%高となった。原油高の再燃はインフレ懸念を再び強め、米連邦準備理事会(FRB)の政策運営をさらに複雑にする可能性がある。

エネルギー価格に敏感な旅行関連株が燃料コストや需要への懸念から売られ、ユナイテッド航空とデルタ航空はいずれも1%超下落した。クルーズ船運航のカーニバルも3.9%安、ノルウェージャン・クルーズ・ラインは1.9%安となった。

FRBが公表した6月16─17日の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録によると、政策担当者間で高インフレへの懸念が強まっていることが明らかになった。一部の参加者からは、直ちに利上げすべきとの見解も示された。

S&P500構成銘柄では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を3.5対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は178億株。直近20営業日の平均は230億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 52348.39 -576.76 -1.09 52758.47 52758.47 52069.87

前営業日終値 52925.15

ナスダック総合 25870.65 +51.96 +0.20 25704.66 25896.07 25526.47

前営業日終値 25818.69

S&P総合500種 7482.71 -21.14 -0.28 7476.54 7488.51 7421.82

前営業日終値 7503.85

ダウ輸送株20種 21733.93 -38.78 -0.18

ダウ公共株15種 1151.82 -9.55 -0.82

フィラデルフィア半導 12574.97 +274.45 +2.23

VIX指数 16.90 +0.77 +4.77

S&P一般消費財 1886.21 -30.70 -1.60

S&P素材 629.89 -16.11 -2.49

S&P工業 1527.27 -16.73 -1.08

S&P主要消費財 938.79 -4.10 -0.44

S&P金融 914.69 -17.86 -1.92

S&P不動産 280.88 -4.63 -1.62

S&Pエネルギー 847.87 +12.12 +1.45

S&Pヘルスケア 1893.79 -25.25 -1.32

S&P通信サービス 466.23 -6.63 -1.40

S&P情報技術 6641.41 +94.49 +1.44

S&P公益事業 460.84 -3.40 -0.73

NYSE出来高 13.49億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 67865 + 大阪比

1055

シカゴ日経先物9月限 円建て 67800 + 990 大阪比

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