Nicole Jao
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米国時間の原油先物は3%上昇して取引を終え、清算後の取引でも上げ幅を拡大した。米国がイラン産原油の販売を認めていたライセンスを撤回したことや、ホルムズ海峡付近で船舶への攻撃が報じられたことで、タンカー輸送の混乱を巡る懸念が再燃した。
清算値は、北海ブレント先物が2.17ドル(3.01%)高の1バレル=74.16ドル、米WTI先物が1.89ドル(2.76%)高の70.44ドル。
清算後の取引では、米東部時間午後3時時点で、ブレントが0.96ドル高の75.12ドル、WTIは1.05ドル高の71.49ドルまで上昇。米政府がイラン産原油の販売を許可していたライセンスを取り消すと明らかにしたことが材料となった。両指標とも前日の清算値から4%を超える上昇となった。
ホルムズ海峡で7日、カタールとサウジアラビアのタンカーを含む3隻の船舶が攻撃を受けた。米政府は同海峡でのイランの行動は「まったく容認できない」ものであり、相応の対応を取ると警告したと米当局者が明らかにした。
ICISのエネルギー・精製部門ディレクター、アジャイ・パルマー氏は「今回の事案は停戦がいかに脆弱(ぜいじゃく)であるかを示している。今後数カ月にわたって断続的に攻撃が起きる可能性があり、それが価格のさらなる変動要因になるだろう」と指摘。「一方が意にそぐわないメッセージを発すれば、もう一方の怒りを買う可能性がある。イランがホルムズ海峡の封鎖を改めて示唆するだけでも、価格は大幅に急騰する」と述べた。