[ニューヨーク 7日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルがユーロや英ポンドなどの主要通貨に対しやや上昇した。円は対ドルで161円台後半と、引き続き約40年ぶりの円安・ドル高水準で推移しており、政府・日銀による為替介入がなお警戒されている。
終盤の取引で円は対ドルで0.1%高の161.89円。一時は161.66円まで戻したものの、先週付けた162.83円からそれほど大きく離れていない。
円は先週、日本当局の為替介入戦略が変化する可能性への警戒感が強まったことで下支えされた。市場関係者は先週の円相場の急伸について、当局による実際の介入ではなかったとの見方を示している。
この日はホルムズ海峡を航行していたカタールの液化天然ガス(LNG)タンカーなどが攻撃を受けたと報じられたが、外国為替市場に大きな影響はなかった。
バノックバーン・キャピタル・マーケッツ(ニューヨーク)のチーフ市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「停戦はその性質上、ほころびが生じる。ただ、ほころびが出ても停戦が終わったことを意味しない。米国もイランも戦闘拡大は望んでおらず、市場はその点に安心感を見出している」と指摘。このため、レンジ相場の中でもみ合う展開になっているとの見方を示した。
この日発表の米経済指標では、商務省発表の5月の貿易統計で赤字(季節調整済み)が前月比42.2%増の776億ドルと、1年2カ月ぶりの水準に拡大。第2・四半期も貿易が国内総生産(GDP)の足かせとなっていることが示唆された。
市場ではFRBが8日に公表する6月16─17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が注目されている。FRBは同FOMCで金利据え置きを決定。据え置きは4会合連続で、決定は全会一致だった。
LSEGによると、市場では12月までにFRBが合計約26ベーシスポイント(bp)の利上げを実施するとの見方が織り込まれている。1週間前は約38bpの利上げが織り込まれており、利上げ観測はやや後退している。
終盤の取引で主要通貨に対するドル指数 は0.09%高の100.95。
ユーロ/ドル は0.11%安の1.1427ドル。英ポンド/ドルは0.13%安の1.3372ドル。
ドル/円 NY終値 162.09/162.12
始値 161.92
高値 162.13
安値 161.77
ユーロ/ドル NY終値 1.1411/1.1414
始値 1.1434
高値 1.1442
安値 1.1409