[アンカラ 7日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)は7日、次期の早期警戒管制機としてスウェーデンの防衛企業サーブが製造する「グローバルアイ」を最大10機購入する計画を発表した。サーブは総額で最大45億ドル規模の契約になると試算している。
冷戦時代から使われてきた早期警戒管制機「AWACS」の後継を巡っては、米ボーイング製の「E-7ウェッジテイル」と争っていた。ルッテ事務総長はNATO首脳会議で、新システムに置き換えることでドローン(無人機)の脅威などに対処できるとし、「今後数十年にわたり、NATOの早期警戒や監視能力を強力で信頼性の高いものとして維持できる」と述べた。
グローバルアイは、カナダの航空機大手ボンバルディア製の「グローバル6500」機をベースとする。ルッテ氏は「欧米をつなぐ事業で、米産業界からも重要な貢献を受けている」と強調した。トランプ米大統領は同盟国に対して防衛費の増額や米製装備の追加購入を繰り返し求めている。
サーブのミカエル・ヨハンソン最高経営責任者(CEO)は記者団に、契約が早期に締結されれば2030年に納入を開始できるとの認識を示した。最終価格は合意されていないものの、1機当たりおよそ4億─4億5000万ドルという。関係者は、当初は空中給油機能が付いていないものの、今後追加されるとの見方を示した。