[7日 ロイター] - オーストラリアのレアアース(希土類)大手ライナス・レアアースは7日、韓国のJSリンクとマレーシアで建設の磁石工場を建設する提携契約を締結したと発表した。
ライナスはまた、韓国にあるJSリンクの磁石工場と、マレーシアに建設予定の工場に対し、2038年1月までレアアース原料を供給する。今回の提携は、両社が昨年結んだ磁石製造契約に続くもの。
今回の契約により、JSリンクはマレーシアのクアンタンに、ネオジム鉄ボロン(NdFeB)系焼結永久磁石を年間3000トン生産する能力を持つ磁石工場を建設する。ライナスは同施設の建設を支援するため、JSリンク株に約5000万豪ドル(3478万米ドル)を投資する予定。
生産される磁石は、韓国やマレーシアを含む主要市場で、自動車、風力発電、電子機器製造のサプライチェーンに供給される。
ライナスは、クアンタンの磁石工場により最大400人の新規雇用が生まれると見込んでいる。
一方、マレーシア政府は6日、世界最大級のレアアース加工工場の一つを同国内で運営するライナスと、米国防総省が26年に締結した9600万米ドルのレアアース供給契約を見直す方針を明らかにした。
この契約には抗議の声が上がっており、一部の人権団体は、ライナスがイスラエルによるパレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの戦争で使われる米国製兵器の原料を供給していると批判している。
イスラム教徒が多数を占めるマレーシアは、長年にわたりパレスチナを支持しており、イスラエルと外交関係を持っていない。