Richard Cowan Jasper Ward

[ワシントン 6日 ロイター] - 米東部メーン州の民主党幹部は6日、議会中間選挙の上院選で共和党のスーザン・コリンズ上院議員に挑む党候補グラハム・プラトナー氏に対し、候補辞退を求める声明を発表した。同氏の行動に関して複数の女性から性被害を含めた深刻かつ信頼性の高い告発が寄せられていることが理由だ。

きっかけとなったのは、ある女性が約5年前にプラトナー氏から性的暴行を受けたと訴えているとの米メディア報道。ニュースサイトのポリティコは、女性が同氏に無理やり性行為を強いられたと主張していると報じた。CNNも、女性がプラトナー氏に自宅へ無断で侵入され、酒に酔った状態でレイプされたと明かしたと伝えた。

これに対しプラトナー氏は疑惑を否定。「今後取るべき最善の道について熟考している」との声明を出したが、選挙戦からの撤退については明言しなかった。

こうした報道後に民主党内では同氏への支持離れが広がった。ロー・カンナ下院議員はXで「性的暴行や女性への暴力は越えてはならない一線だ。疑惑は極めて深刻で信頼性がある」と述べ、支持を撤回。西部アリゾナ州選出のルーベン・ガジェゴ上院議員も支持取り下げを表明した。

メーン州の法律では、プラトナー氏が今月13日までに撤退した場合は、民主党は11月の本選挙までに別の候補を擁立できるが、党は27日までに後任候補を選ぶ必要がある。

代替候補としては、ジャネット・ミルズ州知事の名前が取り沙汰されているが、同氏は今年プラトナー氏の資金集めや支持率の伸びを受けて出馬を断念しており、再出馬するかは不透明だ。知事事務所はコメントしていない。

一方共和党のコリンズ氏は声明で「これらの疑惑は衝撃的だ」としつつ「民主党の上院候補を誰にするかを決める立場にはない」と述べた。

メーン州の上院選は全米でも注目度の高い選挙戦の1つ。共和党は現在上院100議席中53議席を保有しており、民主党は多数派奪還を目指している。

ポリティコによると、告発したジェニー・ラシコットさんはプラトナー氏と断続的に交際関係にあったとされ、「彼の政治的主張は支持していたが、人間としては支持できなかった。その葛藤があった。真実を明らかにしたいだけだ」と話している。

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