Puyaan Singh

[6日 ロイター] - 米製薬企業バーテックス・ファーマシューティカルズは6日、同業のクライネティクス・ファーマシューティカルズを約100億ドル相当で買収すると発表した。これによってバーテックスの製品ポートフォリオに希少なホルモン疾患治療薬が加わることになる。手続き完了は2026年第3・四半期を見込んでいる。

製薬業界では、製薬大手が製品の特許失効に直面していることなどを背景に企業の合併・買収(M&A)の動きが出ている。今回の買収は製薬業界のM&Aとしては最大級の案件の1つとなる。

バーテックスはクライネティクス株を1株当たり85ドルで買い付け、これは6日の終値に102%上乗せしている。クライネティクスの株価は時間外取引で2倍に跳ね上がった。一方バーテックスの株価は2%下落した。

クライネティクスは、成長ホルモンの過剰分泌によって引き起こされる希少疾患である先端巨大症の成人患者向けの治療薬経口薬「パルソニファイ」を抱える。パルソニファイは25年9月に食品医薬品局(FDA)の承認を受けた。

バーテックスはクライネティクスの買収が直ちに売上高拡大をもたらし、29年には調整後営業利益の上積みにも寄与すると説明した。

バーテックスのレシュマ・ケワルラマニ最高経営責任者(CEO)は「希少遺伝性疾患治療薬の商業化での当社の経験を生かすことで、バーテックスがパルソニファイの発売による強力な勢いをさらに増強できると確信している」と訴えた。

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