[ニューヨーク 6日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、円が対ドルで162円台前半と、約40年ぶりの円安・ドル高水準にとどまり、政府・日銀による為替介入が引き続き警戒されている。

終盤の取引でドル/円は162.07円近辺で推移。先週の取引で162.84円と、1986年以来の円安・ドル高水準を付けており、神経質な取引が続いている。

政府・日銀による為替介入が引き続き警戒されているものの、一部市場関係者は介入が実施されたとしても円相場を長期的に下支えする効果は限定されると指摘。OCBC銀行の為替ストラテジスト、モー・シオン・シム氏は、市場でFRBのタカ派リスクが引き続き意識されていることが円に対するマイナス要因になっていると指摘。為替介入への警戒で円相場の一段の下落は現時点では抑制されているものの「短期的には円は引き続き下押し圧力を受ける」との見方を示した。

L&Gアセット・マネジメントのアジア投資戦略責任者、ベン・ベネット氏は、為替相場の変動が大きくなれば日本当局が介入に踏み切るとの見方を示しているものの、「相場の方向性は国内の緩和的な財政政策と、米国との大幅な金利差によって決まるため、為替介入でこうした方向性を変えられるとは思わない」と述べた。

市場では、日本当局がこれまでのように介入リスクを事前に示唆する手法を改め、円売りを仕掛ける投機筋のコスト引き上げを狙う集中的な対応に乗り出す可能性も取り沙汰されている。

ドルはこの日の取引でおおむね落ち着いて推移。米労働省が2日に発表した6月の雇用統計で非農業部門雇用者の伸びが市場予想を大幅に下回ったことで、連邦準備理事会(FRB)による早期利上げ観測が後退したことが引き続き影響している。

FRBは6月16─17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きを決定。据え置きは4会合連続で、決定は全会一致だった。市場ではFRBが8日に公表する同FOMCの議事要旨が注目されている。

終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数は100.86。先週は1年1カ月ぶりの高水準を付けたものの、その後は28─29日の次回FOMCで利上げが決定されるとの観測が後退したことを受け軟調になっている。

ユーロ/ドル は0.08%高の1.1440ドルと、約2週間ぶりの高値圏で推移。英ポンド/ドルは0.33%高の1.3396ドル。

ドル/円 NY終値 162.08/162.09

始値 162.30

高値 162.42

安値 162.03

ユーロ/ドル NY終値 1.1440/1.1443

始値 1.1419

高値 1.1444

安値 1.1409

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