[テヘラン 5日 ロイター] - イランで5日、米国とイスラエルによる2月末の攻撃で殺害された前最高指導者アリ・ハメネイ師の国葬に息子3人が参列したが、新たな指導者となった息子モジタバ・ハメネイ師は姿を見せなかった。
国営テレビは、首都テヘランの大規模礼拝施設「モサラ」の中庭に安置されたハメネイ師と親族4人のひつぎのそばで息子3人が祈りを捧げる様子を放映した。
ペゼシュキアン大統領とガリバフ国会議長も参列した。
米国とイスラエルの攻撃で父親らが死亡した際に負傷したとされるモジタバ師は依然として公の場で姿が確認されておらず、画像も公開されていない。
ハメネイ師のひつぎは3日、国内外の要人が弔問できるよう屋内に安置された後、4日には娘、娘婿、義理の娘、生後14カ月の孫娘のひつぎと共に、屋外にガラス越しに安置された。
5日には、兵士や神学校の学生、一般の人々など数万人がモサラに詰めかけ、米国とイスラエルへの報復を誓う言葉が記された旗を振りながら、ハメネイ師と親族に弔意を表した。他の人々は集団で祈りをささげた。
国営メディアによると、参加者が非常に多かったため告別式は約1時間延長され、午後10時(日本時間6日午前3時30分)まで行われた。
モサラには大勢の国民が詰めかけ、イランの地下鉄網によると、4日夜から5日朝までの乗車回数は700万回に達した。
国葬は今後、6日にテヘラン中心部で大規模な葬列が予定され、その後、イスラム教シーア派の聖地コムで7日に行う行事のためひつぎが移動される。国営メディアによると、特別車両で陸路輸送される。
その後、ひつぎは空路でイラクに運ばれ、8日にシーア派聖地ナジャフとカルバラで追悼行事が行われる。9日にイラン北東部マシャドで葬列を行った後、埋葬される予定。