Doina Chiacu
[ワシントン 2日 ロイター] - トランプ米政権は2日、全米各地で商業漁業規制を大幅に緩和する方針を打ち出した。乱獲を受けて禁漁となっているニューイングランド海域でのホタテ漁再開も含まれる。
ナバロ大統領上級顧問(貿易・製造業担当)は記者団に「われわれは大西洋と太平洋を開放する。米国の消費者はこの取り組みから恩恵を受けることになる」と述べた。
今回の措置は、トランプ大統領による2025年4月の大統領令を受けたもの。同令は、商務省に規制緩和を指示し、海洋保護区を商業漁業に開放することで水産物生産を拡大しようとするもの。
ニューイングランド沖に広がるジョージズバンクの海域北縁部はホタテの禁漁区で、ナバロ氏によると、ホタテ漁業者らはトランプ氏に面会した際、この海域の一部で漁ができないと不満を訴えていた。
ナバロ氏は「われわれは環境や保全に配慮した形で問題を是正していく」と述べた。
当局は1994年、ジョージズバンクの広範な漁場を閉鎖。ニューヨークの米自然史博物館によると、国立海洋漁業局(NMFS)が同年にジョージズバンクのタラ資源を評価したところ、4年間で40%の減少が判明し、漁船団の規模が持続可能な水準の約2倍に上るとの結論が出された。