Pratima Desai

[ロンドン 1日 ロイター] - 香港取引所傘下のロンドン金属取引所(LME)が、香港の保管拠点の強化を図るため、アルミニウムの屋外保管を認めるなどの規制緩和を検討していることが分かった。業界筋4人が話した。これは中国が世界の金属市場での影響力を高めようとする動きを反映している。

LMEは昨年7月に香港の拠点を本格稼働させたが、現地での金属の保管量はごくわずかにとどまっている。

業界筋のうち2人は、香港の取引所運営会社、香港取引所(HKEX)幹部が倉庫企業に対し、香港を保管拠点として機能させるためにはどのような障壁を取り除く必要があるかを質問したことを明らかにした。

LMEは今年3月に公開した意見募集文書で、アルミニウムについて「場所ごと」の屋外保管を選択肢の一つとして挙げた。4人の業界筋は、これについて適切な保管スペースが限られている香港を念頭に置いたものだと説明した。

文書では「特定の場所での保管スペースの空き状況に関する議論で、屋外保管がスペース不足の問題を緩和できるかどうかという疑問が提起された」との言及があった。意見募集は5月8日に締め切られたが、回答内容はまだ公表されていない。

LMEがアルミ新地金(一次アルミ)を保管している場所の中で香港の賃料は最も高額で、1日に1トン当たり0.66米ドルと他の地域の平均を約21%上回っている。銅やニッケルの賃料も、香港は21%高くなっている。

さらに香港の保管スペースは大部分が立体構造となっており、上層階は重量に耐えられないため重い金属の保管には不向きだ。

LMEの5月の倉庫在庫に占める香港の割合はわずか約1.7%にとどまっている。香港での金属保管量は2万4665トンと、シンガポールの48万3381トン、韓国の28万0646トン、台湾の26万5345トンを大きく下回っている。

コメント要請に対してLMEは「香港での倉庫事業の成功を大変喜ばしく思っている。(中略)現在の在庫量は当社で9番目に大きな拠点となっており、多くの倉庫が満杯に近づいている」とし、「香港を加えたことは、世界の主要な貿易回廊に沿ってLMEの保管サービスを提供するという私たちの取り組みを強化するものだ。今後数週間以内に、倉庫に関する意見募集のフィードバックを共有する予定だ」との声明を出した。

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