[バクー 1日 ロイター] - 欧州連合(EU)は、南コーカサス地域全域で運輸、エネルギー、デジタル分野の連結性を強化するため、最大2億ユーロ(2億2800万ドル)の無償資金を拠出する。フォンデアライエン欧州委員長が1日、アゼルバイジャンの首都バクー訪問に合わせ明らかにした。
フォンデアライエン氏は、コス欧州委員(EU拡大担当)と共にアゼルバイジャンのアリエフ大統領と会談。今回の構想は、地域の連結性を強化し、地元コミュニティーへの的を絞った支援を行うことでアゼルバイジャンとアルメニアの和平を後押しするのが目的と述べた。
アルメニアとアゼルバイジャンは、山岳地帯のナゴルノカラバフを巡って40年近く交戦関係にあったが、両国首脳がホワイトハウスでトランプ米大統領と会談した後、2025年8月に米国の仲介による和平合意に達した。
フォンデアライエン氏は、「われわれの『連結性を通じた平和パッケージ』は、南コーカサスの平和で豊かな未来の構築に寄与するだろう。力を合わせれば、紙の上の平和を実際の平和に変えることができる」と述べた。
欧州委員会によると、これとは別に2000万ユーロが、アルメニアとアゼルバイジャンの地元コミュニティー支援プログラムに充てられる。医療、地雷除去、技能開発、地元事業への投資などが対象という。