[パリ 1日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめたフランスの6月の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は51.2と、5月の49.7から上昇した。イラン紛争を受けた輸送の混乱に起因するサプライチェーン(供給網)への圧力が続いているものの、景況拡大・悪化の分かれ目となる50を回復した。
速報値の50.7も上回った。
S&Pグローバルによると、フランスの製造業者は5月と比較して未処理の作業が増加し、受注残も増加した。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミスト、ジョー・ヘイズ氏は「仏製造業者は引き続き圧力にさらされているが、6月に景況がさらに悪化しなかったことは前向きな兆しだ」とし、「PMI価格指数が5月から低下していることも朗報で、製造業だけでなく経済全般でインフレが鈍化する前触れとなる可能性がある」と述べた。
ただ、供給網への圧力が製造業に引き続き重しとなっているとも指摘。「輸送手段の不足がしばしば言及されており、調査データからは企業が購入を減らして在庫を取り崩す傾向を強めていることが示された」とし、「供給網の混乱がいつまで続くかも、フランスの製造業がどれだけ早く状況を好転させられるかを左右する要因になり得る」と述べた。