[フランクフルト 1日 ロイター] - ドイツの銀行業界団体は1日、欧州中央銀行(ECB)が金融機関に無利子で預け入れを義務付ける準備金額を引き上げる可能性について、強く反対する姿勢を示した。
ロイターは6月30日、ECBが準備金の割合を2倍に引き上げる案を検討していると報じた。実現すればECBの利払い負担が軽減され、インフレ対策に伴う副作用の緩和にもつながる。
これについて、ドイツ銀行協会のハイナー・ヘルケンホフ最高経営責任者(CEO)はロイターに宛てた声明で、より厳しい要件は欧州の銀行に対する事実上の課税を悪化させ、「グローバル競争でさらに後れを取る」ことにつながると指摘。「追加の流動性を縛り付け、金融機関の収益力は損なわれ、投資や融資の余地が縮小するだろう」と述べた。
また、「地政学的な不確実性が高まっている今こそ、欧州は強く競争力のある銀行を必要としており、追加的な競争上の不利益があってはならない」と付け加えた。
引き上げ案はECB理事会でまだ正式に議論されておらず、決定は今秋になる見通しだという。