Courtney Rozen Jody Godoy
[ワシントン 1日 ロイター] - 米連邦取引委員会(FTC)は1日、「イデオロギー的な目的」を反映した回答を生成する対話型人工知能(AI)を手がける企業は連邦法に違反する可能性があるとの見解を示した。AI分野に対する権限行使の方針案の一環として公表した。
FTCによると、特定の集団を差別する回答を避けるよう対話型AIを訓練しているAI企業は、連邦取引委員会法(FTC法)第5条に抵触する可能性がある。同条項は不公正または欺瞞(ぎまん)的な取引慣行を禁じている。
雇用などの重要な意思決定においてAIによる差別を防ぐことを目的としたコロラド州法に従うことは、FTC法違反になり得るとしている。
トランプ米大統領ら保守派は、対話型AIが保守派に対して政治的な偏見を持っていると批判してきた。
FTCのファーガソン委員長は、性別移行支援を行う医療関連非営利団体に対する訴訟など、保守派の不満に対処することを狙った他の案件でも、不公正または欺瞞的な行為を取り締まる同委員会の権限を行使してきた。
FTCはこの方針案について、7月31日まで一般からの意見を受け付ける。