[ロンドン 1日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた6月の英国の製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.5となり、速報値の53.1から下方修正され、5月の53.9を下回った。
価格上昇を見越した在庫積み増しや中東紛争に起因するサプライチェーンの問題により生産は押し上げられたものの、製造業の活動は鈍化した。
6月の生産指数は52.2から52.6へと上昇し、2024年9月以来の高水準を記録した。
しかし、新規受注の伸びは急激に鈍化した。これは、先週発表された英産業連盟(CBI)の調査結果とも一致している。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのディレクター、ロブ・ドブソン氏は「英国の製造業は、今年の第2・四半期を好調な形で締めくくった。この回復基調を維持できるかどうかが、ますます大きな懸念材料となっている。製造業者は現在、サプライチェーンの混乱や予想される価格上昇に備えようとする顧客による戦略的な備蓄の恩恵を受けている。新規受注の伸び率が鈍化していることは、この追い風がすでに弱まり始めていることを示唆している」と分析した。
投入コストの上昇は、中東紛争が始まった直後の3月以来、最も緩やかなものとなった。
雇用指数は3カ月連続で増加を示したが、そのペースは5月よりも鈍化した。企業は今後1年間の見通しについて、やや楽観的な姿勢を弱めた。