[台北 1日 ロイター] - 台湾の海巡署(海上保安庁に相当)の謝慶欽副署長は1日、台湾の東方沖を航行する台湾船は、中国海警局による臨検要求を無視すべきであり、必要であれば海巡署の船が介入してこれを阻止すると語った。
台湾を自国の領土と見なす中国は先月、「海上交通に関する特別法執行作戦」と称して台湾東方沖の海域に海警局の艦船を派遣した。台湾側はこれに反発している。
謝氏は1日、議会での議員の質問への回答で、東方の海域で「事案」が発生した場合は、船舶は海巡署に通報し、中国船による臨検に応じるべきではないとし、「状況が緊急であれば、海巡署の船が両船の間に割り込むだろう」と語った。
また、台湾の海域で外国籍船舶に対して同様の要求がなされた場合には「国家主権を守り、台湾海域の秩序を維持するために、われわれは介入する」と述べ、「わが国の海域には中国の管轄権はない」と語った。
中国国務院台湾事務弁公室はコメント要請に応じなかった。
台湾の海巡署は議員らへの報告で、中国が現在、海洋調査船を含む様々な船舶を用いて、台湾周辺だけでなく、南シナ海にある台湾が実効支配する東沙諸島やイトゥアバ島(台湾名=太平島)でも日常的に作戦を展開していると明らかにした。