Kentaro Okasaka
[東京 1日 ロイター] - サントリーホールディングスの宮永暢常務(経営戦略本部長)は1日、都内でロイターなど海外メディアと会見し、4月に発表した第一三共の連結子会社、第一三共ヘルスケアの買収によってシナジー(相乗効果)を発揮し、健康領域での売上高を足元の2000億円規模から2035年に約2倍に増やすとの目標を示した。
第一三共ヘルスケアの売上高867億円(24年度)と子会社サントリーウエルネスの売上高を合わせると2000億円規模となる。宮永氏は、第一三共ヘルスケアは解熱鎮痛薬「ロキソニン」、風邪薬「ルル」など「非常に強いブランドを保有している」とし、大手ドラッグチェーンとの強固な関係も築いていると説明。
通販中心のサントリーの健康食品や健康飲料など既存ビジネスとの間で「クロスセルを含めたチャンネルの強化、健康食品と薬のノウハウを合わせたコラボレーションによる新製品の開発を通じて、より大きなシナジーを出していくことを目指している」と語った。例えば、健康飲料と錠剤をセットにした商品や、薬剤成分を使った健康食品などを検討しているという。
サントリーは、食品と健康食品に一般用医薬品(大衆薬、OTC)を加えた「三位一体」の事業展開を掲げ、4月に第一三共ヘルスケアの買収を発表した。取得価額は2465億円。取得は3回に分けて実施され、29年6月に全株式を取得する予定。