[ベンガルール 1日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた6月のHSBCインド製造業購買担当者指数(PMI)改定値は54.2で、5月の55.0から低下した。ここ4年で2番目に低い水準となった。速報値は54.5だった。
• 6月は製品需要の鈍化が生産や雇用に悪影響を与えたものの、コスト圧力の緩和がプラスに働いた。
• 6月の製造業PMIは長期平均と一致した。
• PMIは50を上回れば景況拡大を、下回れば悪化を示す。
• 需要の主要指標である新規受注は2022年6月以来2番目に低い伸びにとどまった。5月は3カ月ぶりの高水準を記録していた。
• 輸出受注は著しく鈍化しており、国際販売の伸びは39カ月ぶりの低水準となった。企業からは、欧州の顧客からの需要が低迷しているとの声が上がっている。
• 生産も、資本財の伸びが鈍化した影響で、22年半ば以来2番目に低い伸びだった。
• 需要の勢いが失われる中、企業は値上げに消極的だった。販売価格は3カ月ぶりの低い伸びとなり、93%の企業が5月から価格を据え置いた。投入コストの上昇は4カ月ぶりの低水準に鈍化したものの、企業は化学製品、金属、石油製品、プラスチックの値上がりを引き続き指摘した。
• 雇用動向は需要環境の軟化を反映した。6月は雇用の伸びが今年に入って最も鈍化し、97%の企業が「生産能力に余裕がある」として従業員数を据え置いた。
• 需要や市況に対する懸念から、企業の景況感は5カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。