Kanishka Singh
[ワシントン 30日 ロイター] - バンス米副大統領は30日、移民問題を巡るバチカン(ローマ教皇庁)の見解には賛成しないと述べ、「憂慮すべき」と言明した。トランプ大統領による移民取り締まりに反対の意を繰り返すローマ教皇レオ14世の発言を受けた。
教皇は、トランプ政権下における移民の扱いについて米国内で「深い省察」を行うよう呼びかけている。トランプ政権が移民に対して「極めて無礼」で、「非人道的」な扱いが見られると批判している。
カトリック教徒であるバンス氏はFOXニュースのインタビューで、「バチカンから出てくる発言の一部、特に移民問題に関するものは憂慮すべきであり、結局のところ私は賛成しない」と述べた。
その上で「私が話すカトリック指導者のうち、われわれの移民政策に反対する人々に伝えているのは、私は敵意を抱いているわけではないということだ。対話は呼びかけているが、大量移民は犠牲者を伴うことを忘れないでほしいとも促している」と述べた。
トランプ氏は強硬な移民取り締まりと強制送還を進めてきた。人権団体は、これが言論の自由と適正な法手続きの権利を侵害し、特に少数民族にとって危険な環境を生み出していると主張している。
教皇に批判的な立場をとるトランプ氏は、国内の治安改善と不法移民の抑制を目指すとしている。