Jihoon Lee
[ソウル 1日 ロイター] - 韓国産業通商資源省が1日発表した6月の輸出は、世界的なAI(人工知能)投資ブームを追い風とした半導体販売の急増により、約半世紀ぶりの高い伸びを記録し、市場予想を大幅に上回った。
輸出は前年同月比70.9%増の1022億5000万ドルと、5月の53.4%増から加速し、前年比の伸び率として1978年10月以来の大きさとなった。
伸び率はロイター調査の予想中央値(61.0%)も上回り、エコノミスト13人全員の予想を超えた。
半導体輸出は199.5%増の448億ドルだった。
産業通商資源省によると、韓国はドイツ、中国、米国に次いで、月間輸出額が1000億ドルに達した世界4番目の国となった。
iMセキュリティーズのアナリスト、パク・サンヒョン氏は「輸出は半導体を中心に下半期も堅調を維持するだろう。半導体ブームが衰える兆しは見られず、来年も簡単には冷え込まないだろう」と述べた。ただ「伸び率はピークに近づきつつあるとみられる」とも語った。
世界最大級の半導体メーカーであるサムスン電子とSKハイニックスを擁する韓国の輸出は、2025年6月以降増加を続けており、世界的なAI投資需要がメモリー半導体価格を押し上げる中、同年12月からは2桁の伸び率を記録している。
6月はハイテク大手によるAI投資拡大でコンピューターの輸出も308.8%増加した。鉄鋼製品はデータセンター建設需要を背景に14カ月ぶりにプラスに転じ、9.6%増となった。石油製品は原油高により49.8%増加した。
輸出先別では中国向けが92.1%増、米国向けが78.6%増、欧州連合(EU)向けが31.8%増。一方、中東向けは8.4%減少した。
輸入は30.1%増の661億ドル。前月は20.7%増だった。エコノミスト予想(26.3%増)を上回り、22年5月以来の高い伸びとなった。
貿易収支は361億5000万ドルの黒字で、黒字額は過去最大を記録。上半期の貿易黒字は1383億ドルに達した。25年は通年の黒字額が774億ドルだった。