[北京 1日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた6月のレーティングドッグ中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は、景気拡大と縮小の分岐点となる50を7カ月連続で上回った。生産と新規受注の持続的な伸びを背景に、第2・四半期では2020年終盤以来の高水準を記録した。
6月のPMIは51.7で、5月の51.8から低下したが、アナリスト予想の51.6を上回った。
第2・四半期のPMI平均値は51.9となり、四半期ベースで20年第4・四半期以来の高水準を記録した。
レーティングドッグの創業者、姚イク氏は「全体として、製造業は6月も、新規受注の持続的な伸び、コスト圧力の緩和、労働市場環境の改善に支えられ、着実な拡大を維持した」と述べた。
中国国家統計局が前日発表した6月の製造業PMIは、半導体やコンピューターなど人工知能(AI)関連製品への需要が押し上げ要因となり、50.3に上昇した。
レーティングドッグの調査によると、生産は7カ月連続で拡大を維持したものの、伸びのペースは3カ月ぶりの低水準に鈍化した。
雇用は3カ月ぶりに拡大。雇用創出は2023年8月以来の高い伸びを示した。受注残も5カ月連続で増加し、人員が増えたにもかかわらず企業が作業量の増加に直面していることが示された。
新規受注は13カ月連続で増加し、2018年以来最長の拡大局面に並んだ。
一方、新規輸出受注は2カ月連続で減少した。輸出価格は引き続き上昇したが、伸びは3月以来の低いペースとなった。
コスト圧力はさらに緩和した。投入価格は12カ月連続で上昇したものの、上昇ペースは1月以来の低水準となった。一方、産出価格は6カ月連続で上昇した。
工場の生産と輸出が成長を支える一方、家計需要は依然として低調で、経済のばらつきは拡大している。
製造業は今後1年間の見通しについて楽観的な見方を維持したものの、信頼感は1月以来の低水準となった。