[ウェリントン 1日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は1日、ニュージーランド(NZ)経済の回復が原油価格ショックと世界的な不確実性の高まりから遅れており、インフレ率は2026年半ばに一時的に約4%まで上昇するとの見通しを示した。
NZ経済に関する審査(対NZ4条協議)完了後の声明で、同国の景気回復は長期にわたる低成長期を経て26年初めに勢いを増しつつあったが、中東での戦争を受けた世界エネルギー市場の混乱で燃料価格が押し上げられ、可処分所得が圧迫されたと指摘した。
・NZ経済は26年第2・四半期にマイナス成長に陥った可能性が高いが、その後の四半期には回復すると予想されるとした。
・国内総生産(GDP)伸び率は26年が2.0%、27年は2.7%と予想した。
・第1・四半期に前年同期比3.1%だったインフレ率は、年内はNZ準備銀行(中央銀行)の目標レンジを上回る水準で推移し、27年後半にレンジの中央値に戻る見通しとした。
・金融政策は徐々に緩和を縮小し、26年末までにおおむね中立的なスタンスに収れんさせるべきとしながらも、インフレ圧力が根強いと判明した場合には機動的に対応する必要があると指摘。ただ、中立の定義にはかなりの不確実性があるとも述べた。
・26年度予算については、景気回復支援と中期的な財政再建が適切に両立していると評価したが、成長回復につれて財政バッファーを再構築すべきと指摘した。