[1日 ロイター] - アジア時間朝方の原油先物は小幅に上昇。イランが米国の特使と会談しないとの報道に投資家が反応した。両国間の恒久的な和平の実現に不透明感が広がっている。
北海ブレント先物は0.50ドル(0.69%)高の1バレル=73.45ドル。米WTI先物は0.63ドル(0.91%)高の70.13ドル。
トランプ米大統領の娘婿クシュナー氏と米政権のウィットコフ中東担当特使は6月30日にカタールの首都ドーハに入り、ホワイトハウスは「ハイレベル」協議のためと説明した。しかし、イランとカタールは、米国がイラン側と直接ではなく仲介者と会談するとした。
北海ブレントは第1・四半期から第2・四半期にかけて1バレル当たり約45ドル下落し、四半期ベースで2008年の金融危機以来最大の下落幅となった。米WTI先物は約31ドル下落し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が世界の石油需要を押し下げた2020年以来最大の四半期下落幅を記録した。
こうした下落は、中東紛争の終結に向けた進展を受けたもので、紛争の勃発によって引き起こされた急騰分が巻き戻された形となった。
一方、米国の原油在庫は先週も減少し、ガソリン在庫も減ったと、市場関係者が6月30日発表された米石油協会(API)のデータを引用して述べた。
関係者によると、原油在庫は6月26日までの1週間に610万バレル減少した。