Dharna Bafna

[30日 ロイター] - 米ブルーム・エナジーとカナダの資産運用会社ブルックフィールド・アセット・マネジメントは30日、ブルーム・エナジーの燃料電池技術の世界的な展開を加速させるために提携を拡大し、資金調達枠を5倍の250億ドルに引き上げたと発表した。人工知能(AI)ブームを背景にデータセンター向けの燃料電池の需要が高まっているのが要因だ。

この資金調達枠はブルックフィールドが昨年11月に立ち上げた基金で、1000億ドルの投資を目指す「AIインフラストラクチャー・ファンド」の一環となる。ブルームの株価は時間外取引で12%上昇した。

データセンター運営企業はAIやクラウドコンピューティングによる電力需要の急増を満たすため、原子力発電や再生可能エネルギー、燃料電池への依存度を高めている。これが数十億ドル規模のインフラ投資を後押ししている。

RBCキャピタル・マーケッツのアナリストはリポートで「(資産調達枠の)250億ドルは予想を上回る」とし、5倍に引き上げたことはAI向けデータセンターの電力需要を満たすためのブルームの燃料電池に対する需要が旺盛なのと、採用拡大を浮き彫りにしていると指摘した。

ブルームはアメリカン・エレクトリック・パワー、エクイニクス、オラクルとの提携を通じて、既に自社の燃料電池技術をデータセンターに導入している。

ブルックフィールドとブルームは昨年10月、データセンターにブルームの燃料電池技術を導入するために最大50億ドルを投資する提携で合意していた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。