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[ブリュッセル/ワシントン/ティラナ 30日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が来週トルコで開催されるが、来年にアルバニアで開かれる予定の同会議の行方は不透明になっている。トランプ米政権の反対や、アルバニアの低い国防支出に対する加盟各国の不満が背景にある。事情に詳しいNATO外交筋や欧州当局者らがロイターに明かした。

これら関係者の話では、来週トルコ首都アンカラで採択予定の首脳声明草案には、従来明記されていた次回会議の開催地としてのアルバニアへの言及が現時点で含まれていない。

来週の首脳会議は、欧州の加盟国がトランプ米大統領に対して防衛費増額の進展を示し、対立の表面化を回避することを目指す場とみられている。

一方NATOは、トランプ氏との緊張を避ける狙いから毎年首脳会議を開く慣行の見直しを検討しているとの報道も出ている。

協議に詳しい関係者の1人は、来年アルバニアで首脳会議を開催した場合、同国の防衛費水準を理由にトランプ氏の反発を招き、NATOの結束に関する否定的な報道が生まれる可能性を指摘した。

別の欧州外交官によると、最新の草案では「次回の会合を楽しみにしている」との表現にとどまり、開催時期や場所は明記されていない。

アルバニア政府報道官は「草案は草案であって決定ではない」と述べ、最終的な内容は流動的だとの認識を示した。米ホワイトハウスはコメントを拒否し、NATO高官の1人は今のところコメントすることはないと話した。

<防衛費が主要争点>

近年のNATO首脳会議の公式声明では、次回開催地を明記するのが通例となっている。昨年のオランダ・ハーグでの首脳会議では「2026年はトルコ、続いてアルバニアで開催する」と記されていた。

ハーグの会議でNATO首脳はトランプ氏の要求を受け、10年以内に防衛関連支出を国内総生産(GDP)比5%にすることで合意した。

もっとも多くの加盟国が防衛費を増額しているものの、従来目標だったGDP比2%すら達成できていない国もある。

NATOのルッテ事務総長は今月の記者会見で「ほぼ全ての加盟国が2%に到達している」と述べた上で、アルバニア、チェコ、スロベニアについては「昨年は未達だったが、今年中に2%超を達成する明確な意思がある」と付け加えた。

<アルバニアは防衛費引き上げへ>

アルバニア政府はロイターに「ハーグ首脳会議で合意された水準に沿うための財政措置を最終調整している」と説明した。

数日以内に措置が採択されれば、今年の同国の防衛および関連支出はGDP比2.6%に達する見込みだ。

欧州外交官の1人は「アルバニアは支出を急速に引き上げており、最終的に開催地となる可能性は残っている。次回首脳会議はやはりアルバニアになると考えている」との見方を示した。

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