[チューリヒ 30日 ロイター] - スイス政府は30日、米国から輸入する自動車や医療機器に関し、米国の規格で認可された製品の承認手続きの簡素化などを講じると発表した。トランプ米政権と昨年11月に結んだ関税措置の暫定合意に基づいた措置で、政府調達に関する手続きも円滑化するとした。
トランプ大統領はスイスからの輸入品に39%の関税を課し、欧州諸国の中で最も高水準となっていた。暫定合意により、関税率は欧州連合(EU)加盟国と同水準の15%に引き下げられた。米国と正式な貿易協定の締結を目指しているスイス連邦会議(内閣)は「今回の発表は、スイスと米国の二国間経済関係の安定化にさらに寄与するとともに、スイスの輸出業者が計画の確実性を高める」とコメントした。
スイスのパルムラン大統領兼経済相は7月9日にかけて米国とカナダ、メキシコを歴訪中で、米首都ワシントンでグリア米通商代表部(USTR)代表と会談した。
USTRは暫定合意の一部を実施するスイスの進展を歓迎するとし、今後も非関税障壁のさらなる撤廃と、米国輸出業者への市場アクセスの拡大に向けて取り組んでいくとの声明を出した。
パルムラン氏は米国との正式な貿易協定の締結に向けた協議が進んでいると説明した。