Muvija M Sam Tabahriti

[ロンドン 30日 ロイター] - 英政府は30日、米メディア大手パラマウント・スカイダンスによるワーナー・ブラザース・ディスカバリー買収に介入する可能性があると表明した。米国や中国などで承認された1100億ドル規模の買収に遅れが生じる可能性が出てきた。

同案件は英国の独占禁止法当局に付託される可能性がある。

パラマウントのワーナー買収は米国と中国のほか、オーストラリア、ドイツ、フランス、サウジアラビアがすでに承認している。

ナンディ文化・メディア・スポーツ相は、この取引が英国のニュース、子供向けテレビ番組、ストリーミングサービスに影響を与える可能性があると指摘した。

その上で「適切な時期に最終判断を下す必要があると認識しており、そうした対応に努める」と述べ、両社に対し7月6日までに懸念事項に回答するよう求めたと明らかにした。

EUの独禁当局も同案件を審査しており、パラマウントは今週、競争上の懸念に対処するための是正策を提示する予定で、これにより承認を得やすくなるとみられる。

英競争・市場庁(CMA)は既に審査を開始しており、より踏み込んだ調査に入るかどうかを8月7日までに判断する。

パラマウントは英国の無料地上波放送局チャンネル5を保有し、ワーナーはCNNインターナショナルを保有している。

英政府が影響を受ける可能性があるとした他の事業には、ストリーミングサービスの「パラマウント+(プラス)」や「HBOマックス」、「TNTスポーツ」、「カートゥーン・ネットワーク」、「ニコロデオン」が含まれる。

ナンディ氏は、買収によって子ども向けテレビ番組が特に影響を受ける可能性があると指摘した。パラマウントとワーナーは、英国の子ども向けリニア放送コンテンツで公共放送BBCに次ぐ2位と3位の提供者となっている。

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