[ロンドン 30日 ロイター] - 英国の競争・市場庁(CMA)は30日、アプリ開発者がアップルとグーグルのアプリストア以外の代替決済手段に利用者を誘導できるようにする提案を発表した。手数料を引き下げ、競争を促進するのが狙い。
アプリストア以外の決済への誘導は、アップルが禁止し、アルファベット傘下のグーグルは制限している。
CMAは、今回の提案は、代替決済手段への誘導への障害を取り除くものだと説明。アップルやグーグルが「ステアリング(誘導)」を認める際に課す手数料については、公平かつ妥当で、現行のアプリストアの手数料率を下回る水準とすべきだとし、これによる開発者側の負担減は、消費者への還元や技術革新への再投資に充てるべきだとしている。
CMAは、アップルに対し近距離無線通信(NFC)技術へのアクセスを開放するよう求めることも検討している。実現すれば、開発者は自社のiOSアプリ内で非接触決済サービスを提供できるようになる。
グーグルは電子メールでの声明で「CMAが本日提案した変更は、当社は既に実施済みだ」とし、今月導入したプレイストアの新規約に言及した。この規約では、一定の制限はあるものの、開発者が利用者をプラットフォーム外での取引完了に誘導することが認められているほか、手数料体系も変更されている。