実際、南カリフォルニアでは地震活動が目立って増えている。カリフォルニア工科大学の地震学者ルーシー・ジョーンズの分析によれば、南カリフォルニアでは2024年にマグニチュード4.0以上の地震を少なくとも1回含む地震活動が15回確認されており、過去65年間で最多の年間件数となった。マリブだけでも昨年3月までの13カ月間にマグニチュード4.0を超える地震が3回発生している。
専門家は以前から、サンアンドレアス断層で発生が懸念される巨大地震「ビッグワン」に警鐘を鳴らしてきた。マグニチュード7.8以上の規模になる可能性があり、震源域によっては南カリフォルニアかサンフランシスコ湾岸一帯に甚大な被害をもたらす恐れがある。
次の巨大地震がいつ起きるかを正確に予測することはできないが、バークハードは研究結果を踏まえ、南カリフォルニアの住民に災害への備えを真剣に考えてほしいと呼びかけている。
Reference
Burkhard, L. M. L., Smith-Konter, B. R., Scharer, K. M., & Sandwell, D. T. (2026). Cajon pass and the southern San Andreas Fault system: Earthquake cycle stress accumulation and present-day loading. Journal of Geophysical Research: Solid Earth, 131, e2025JB033213. https://doi.org/10.1029/2025JB033213