Scott DiSavino

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米国時間の原油先物は、原油輸送の要衝ホルムズ海峡に近いオマーン沖で貨物船が攻撃を受けたことを受け約2%上昇した。中東産原油の供給が米国によるイランに対する軍事攻撃開始前の水準に回復するまでにかかる時間が長引く恐れがあるとの懸念が出ている。

清算値は北海ブレント先物が1.52ドル(2.1%)高の1バレル=75.26ドル、米WTI先物が1.58ドル(2.3%)高の71.92ドル。

前日はホルムズ海峡を経由した原油輸送量が米国のイランに対する軍事攻撃開始以降で最高水準に達したことを受け、北海ブレント、米WTIともに、攻撃開始の前日にあたる2月27日以来の安値で清算していた。

英国海事貿易機関(UKMTO)によると、シンガポール船籍のコンテナ船「エバー・ラブリー」から、オマーンのダヒト港の南東7.5カイリの地点で右舷側に飛翔体が命中したと報告を受けた。これについて、米当局者2人がイランが攻撃を実施したとロイターに対し明らかにした。ホルムズ海峡を管理するためにイランが設置した「ペルシャ湾海峡当局(PGSA)」は、定めた航路から外れて航行する船舶については安全な通航を保証しないと表明している。

エネルギー調査会社リスタッド・エナジーのアナリストは「湾岸地域の貯蔵タンクの充填率は50─60%となっているため、ホルムズ海峡を通過するタンカーの数が近く回復しなければ、産油国は生産量の抑制を余儀なくされる」と指摘。「その場合、本格的な供給回復は来年にずれ込む」との見方を示した。

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