Max A. Cherney
[サンフランシスコ 24日 ロイター] - 対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を手がけるオープンAIは24日、ブロードコムと共同で設計した同社初の独自AIチップを公開した。AIインフラ構築を加速させる狙いがある。
オープンAIやアンソロピックといったAI研究機関は、最新で最も強力なチャットボットやコーディングアプリを動かすのに十分な計算能力の確保に苦戦している。一部の企業はコストを抑え、AI向けに広く使われているエヌビディアの画像処理半導体(GPU)の代替を生み出そうと、自社チップの開発に乗り出している。
オープンAIがブロードコムと共同で設計したのは「推論」と呼ばれる特定のAI処理向けの半導体で、名称は「ハラペーニョ」。
ブロードコムのホック・タン最高経営責任者(CEO)はロイターのインタビューで、両社のチームが手掛けたこのチップについて、エヌビディアの「ブラックウェル」や、アルファベット傘下グーグルが設計するテンソル処理ユニット(TPU)と同等の性能を持つと述べた。
オープンAIのハードウェア責任者リチャード・ホー氏によると、ハラペーニョは多くのAIアプリケーションを支える大規模言語モデル(LLM)と高速かつ効率的に連携するよう設計されている。
ホー氏はロイターに対し「将来のあらゆる世代のLLMにおいても高い性能を発揮するだろう」と語った。
オープンAIは今年中にハラペーニョを導入する計画で、これは複数世代にわたるチップ開発計画の第一歩だという。