Humeyra Pamuk
[ワシントン 24日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は24日、ホワイトハウスでトランプ米大統領と会談した。お世辞と穏やかな反論を織り交ぜながら、米国の対イラン戦争への支持に同盟国が消極的だったのは「孤立したケース」だと訴え、トランプ氏との緊張緩和に努めた。
ルッテ氏は、7月にアンカラで開催される重要なNATO首脳会議を控え、イラン戦争や、欧州駐留米軍の削減を巡る米国の脅しから生じている緊張を和らげるため、ワシントンを訪問している。
トランプ氏は、2月28日の米国とイスラエルによるイラン攻撃で主要な石油輸送ルートが混乱した後、中東紛争での対米支援やホルムズ海峡の再開への協力にNATOが消極的だったことに怒りを示している。
ルッテ氏は大統領執務室での会談で、トランプ氏が2017年に初めて大統領に就任して以降、NATO加盟国がどれだけ防衛費を増やしてきたかを図表を使って説明した。
また、戦争中に数千機の米軍機が欧州の基地から運用されたと述べ、こうした協力が同盟国の支援の表れだと指摘。
「あなたが本当に失望した孤立した事例があったことは承知しているが、概して言えば、欧州の同盟国は支えてきた」と述べた。
トランプ氏はルッテ氏の取り組みを称賛したものの、概して納得していない様子だった。
トランプ氏は「あなたは本当に良い仕事をしてきた。正直に言って、もし他の誰かがその立場にいたら、われわれは今日こうして会談することさえなかっただろう。なぜなら、われわれは失望させられたからだ。この件に関しては、支援は全く必要なかった」と語った。