[フランクフルト 24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は24日、エネルギー価格の高騰を受け、2026年のユーロ圏の経済成長率が0.4%ポイント押し下げられるとの見通しを明らかにした。4-6月期に見られた原油価格の大幅な上昇や原油先物市場の価格変動の傾向に基づき「過去の事例とは異なり、影響は1年をかけて徐々に拡大していく可能性が高い」と指摘した。
ホルムズ海峡の事実上の封鎖により、エネルギーの輸入依存度が高いユーロ圏では燃料価格が高騰。ECBは3月以降、成長率見通しを2度にわたり下方修正したほか、今月の利上げ決定にもつながった。
ECBのエコノミストは「現在の原油先物カーブを用い、今年の原油価格変動の大部分が地政学的な供給ショックによるものと仮定すると、中東での戦闘を受けた最初の1年間でユーロ圏の実質域内総生産(GDP)成長率が0.4%ポイント程度低下すると推定される」と記した。
米国とイランは足元で停戦合意に署名し、協議を開始している。それ以前にECBが公表した見通しでは、ユーロ圏経済成長率は26年に0.8%、27年に1.2%、28年に1.5%としている。