Richard Cowan
[ワシントン 23日 ロイター] - 米ニューヨーク州で23日、11月の中間選挙の連邦下院選に向けた野党民主党の予備選が行われた。ニューヨーク市の選挙区では、急進左派のマムダニ市長が支持した3候補がいずれも勝利した。
元市監査官のブラッド・ランダー氏は、2期務めたダン・ゴールドマン議員を破り、州議会議員のクレア・バルデス氏は、空席となった議席を巡りブルックリン区長のアントニオ・レイノソ氏に勝利した。また、活動家のダリアリザ・アビラ・シュバリエ氏は、下院ヒスパニック議員連盟(コーカス)の議長を務める5期目の現職アドリアノ・エスパイヤット議員を僅差で破った。
これらを総合すると、民主党を民主社会主義勢力に作り替えようとするマムダニ氏にとって大きな勝利となる。マムダニ氏は2025年の選挙で政界に衝撃を与え、今や自らの政治的権力を固めつつある。
バーニー・サンダース氏の20年大統領選挙運動で上級顧問を務めた進歩派の戦略家アレックス・ジャケス氏はインタビューで、フォーカスグループや世論調査が示すのは、民主党指導部に対する支持者の不満の根深さだと指摘。
「まさにそこに断層線が見える。結果を出すために、富裕層や企業、現状に立ち向かう覚悟があるのか、それともないのか」と、民主社会主義者が今秋、そして28年やその先の選挙を見据えて訴えているポピュリズム的なメッセージに言及した。