Toby Sterling Alexandra Alper
[ワシントン/アムステルダム 23日 ロイター] - オランダ外務省は23日、人工知能(AI))関連サプライチェーン(供給網)の調整を担う米国主導のイニシアチブ「パックス・シリカ」に参加すると発表した。オランダの半導体製造装置メーカーASMLの対中輸出を巡る対立は残っているものの、参加に踏み切った。
パックス・シリカへのオランダの参加は、米国のテクノロジー外交の柱の一つにとって重要な成果となる。
パックス・シリカには韓国や日本も参加している。半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)を擁する台湾は公式な署名参加ではないものの、このグループへの支持を表明している。
今回の動きは、オランダのシェールツマ貿易相の訪米と時期が重なった。同氏は、同盟国に対中輸出規制で米国に足並みをそろえるよう義務付ける法案「MATCH法」に反対するロビー活動でワシントンを訪問した。
ラトニック米商務長官や米議員らと会談し、法案への懸念を表明した。
米国とオランダは、ASMLがAI半導体の回路製造に必要な最先端装置を中国に輸出することを制限することで合意済みだが、それほど高度ではない一部装置の中国顧客への販売や保守サービスを認めるかどうかについては、両国の見解が分かれている。