Promit Mukherjee

[オタワ 23日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のマックレム総裁は23日、中国の大規模な貿易黒字や米ドルの魅力が外国資本の米国への流入をもたらしているといった世界的な資金フローの不均衡が、金融安定上のリスクを助長している可能性があるとの見解を示した。パリでの企業関係者向けの講演で語った。

マックレム氏は「国境を越えた資金移動は良いことだ」と前置きしながらも、「資金移動が過度になると貿易格差を拡大させ、保護主義を助長し、資産価格をゆがめる恐れがある。資本が誤って配分され、圧力が蓄積し、金融安定上のリスクが高まる」と訴えた。

また、人工知能(AI)や関連インフラへの巨額投資に見られるような一方的な資本流入が、世界金融危機の直前のような資産バブルを招く恐れがあるとも言及した。

マックレム氏はこうした不均衡を軽減するためには、トランプ大統領が率いる米国が外国との貿易に後ろ向きな中でも、各国が貿易を深化させるべきだと力説。さらに米国以外にも投資すべきだと強調した。

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