Stephen Nellis Juby Babu
[23日 ロイター] - 人工知能(AI)向け半導体の米新興企業セレブラス・システムズが23日発表した2026年通期売上高見通しは市場予想を上回った。ただ、粗利益率の見通しから、AI半導体最大手エヌビディアに対抗するのは厳しい戦いになることが裏付けられた。
これを受け、株価は引け後の時間外取引で7.8%急落した。
セレブラスは先月、新規株式公開(IPO)で55億ドルを調達した。
同社はAIシステムがユーザーの質問に応答する「推論」処理に注力しており、成長の多くを米オープンAIとの関係に結び付けている。
26年通期の調整後売上高見通しは8億5500万─8億6500万ドル。LSEGがまとめたアナリスト予想の8億2390万ドルを上回った。
ただ、26年の粗利益率は38─41%となる見通しで、第1・四半期実績の45%から低下する。これはアナリスト予想の29.58%を上回るものの、エヌビディアの粗利益率が70%台半ば、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)が50%台半ばであるのに比べると、大きく見劣りする。
テクノロジーコンサルティング会社クリエイティブ・ストラテジーズのベン・バジャリン最高経営責任者(CEO)は、セレブラスのアプローチは世界最大級の半導体を製造するもので、こうした大型半導体は製造が難しいため、粗利益率を圧迫している可能性が高いと指摘した。
第1・四半期の売上高は1億9340万ドルで、前年同期の9950万ドルから増加した。調整後純損失は250万ドルで、アナリスト予想の3675万ドルよりも小幅な赤字だった。
第2・四半期については調整後売上高が1億9400万ドル、粗利益率が36%─38%になる見通しとした。LSEGのデータによると、ともにアナリスト予想(売上高1億7434万ドル、粗利益率24.6%)を上回った。