Abigail Summerville

[ニューヨーク 23日 ロイター] - 米国株式市場では、ナスダック総合とS&P500が約1週間ぶりの安値で取引を終えた。半導体株が大幅下落し、相場の重しとなった。投資家は債務を裏付けとした人工知能(AI)投資の拡大を警戒したほか、米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢が一段と強まる可能性に身構えた。

ダウ工業株30種は小幅安で引けた。

フィラデルフィア半導体株指数は7.9%、S&P500情報技術株指数は3.7%、それぞれ下落した。

グーグルの親会社アルファベットが1%下げたほか、半導体大手エヌビディアが4.1%安、インテル、マーベル・テクノロジー、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)が5.8─9.4%安となった。

グローバルトのシニアポートフォリオマネジャー、トーマス・マーティン氏は「AIを巡る最近の一部ニュースは、進められている全ての投資、設備投資、半導体の生産能力増強について疑問を投げかけている」と述べた。

大手クラウド事業者(ハイパースケーラー)による債務を裏付けとしたAI投資への懸念も売りに拍車をかけた。今月上場した米実業家イーロン・マスク氏の宇宙企業スペースXも、社債市場で資金調達を進める大企業の1社に加わった。

スペースX株は3営業日続落後に1%反発した。

年初来好調なパフォーマンスとなってきたメモリー半導体メーカーのマイクロン・テクノロジーとサンディスクはそろって約13%下落した。

24日発表されるマイクロンの決算は、今年の急騰を経たメモリー・AI半導体業界の見通しを占う手がかりとなる可能性がある。

投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(恐怖指数、VIX)は上昇し、約1週間ぶりの高水準を付けた。

S&P500の主要11業種では6業種が上昇し、主要消費財が1.8%高と上昇率トップだった。高値圏にあるハイテク株に最近売り圧力がかかる中、投資家は市場の他分野に目を向けている。

LSEGのデータによると、トレーダーの間では12月までにFRBが2回目の利上げに踏み切るとの見方が強まっている。2週間前は0.25%ポイントの利上げが1回だけとの予想だったが、投資家はウォーシュ新議長の下でのタカ派的な金融政策を織り込みつつある。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.31対1の比率で上回った。ナスダックでも1.21対1で値下がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は241億株。直近20営業日の平均は225億3000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 51666.8 -45.87 -0.09 51735.6 51872. 51301.7

4 4 56 7

前営業日終値 51712.7

1

ナスダック総合 25587.0 -579.5 -2.22 25549.7 25882. 25513.2

4 6 6 57 6

前営業日終値 26166.6

0

S&P総合500種 7365.46 -107.3 -1.44 7366.51 7424.1 7347.60

3 7

前営業日終値 7472.79

ダウ輸送株20種 21631.5 -164.3 -0.75

2 1

ダウ公共株15種 1136.53 +9.45 +0.84

フィラデルフィア半導体 13482.5 -1,152 -7.87

1 .21

VIX指数 19.49 +2.21 +12.7

9

S&P一般消費財 1846.01 -17.36 -0.93

S&P素材 637.45 -10.36 -1.60

S&P工業 1508.11 -31.24 -2.03

S&P主要消費財 937.04 +16.34 +1.78

S&P金融 896.82 +3.18 +0.36

S&P不動産 284.74 +3.80 +1.35

S&Pエネルギー 830.99 +5.65 +0.68

S&Pヘルスケア 1775.45 +23.94 +1.37

S&P通信サービス 450.45 -1.49 -0.33

S&P情報技術 6626.69 -251.4 -3.66

5

S&P公益事業 458.21 +3.76 +0.83

NYSE出来高 15.07億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 69250 - 520 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 69165 - 605 大阪比

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