Lucia Mutikani
[ワシントン 23日 ロイター] - S&Pグローバルが23日発表した6月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は55.7と、前月の55.1から上昇し、2022年5月以来の高水準となった。ロイターがまとめたエコノミスト予想は54.8だった。
製造業PMIは4カ月連続で上昇している。供給不足や価格上昇を見越して企業が発注を前倒ししたことが追い風となった一方、雇用指数は中東紛争に絡む操業コスト上昇を背景に47.0と、前月の51.6から低下し、20年5月以来、6年ぶりの低水準となった。
新規受注指数は4年超ぶりの高水準に急上昇したほか、購買品在庫指数は13カ月ぶりの高水準となった。サプライヤーの納入遅延は22年8月以来最も深刻になった。
製造業の投入価格指数は前月の75.3から71.2に低下した。販売価格指数は61.0と、前月の63.1から低下したものの、依然として高水準にある。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「工場の人員削減は、コロナ禍を除けば09年以来の高水準で進んでおり、これは最近の需要回復の持続性に対する懸念と、原材料費高騰に対する不安を反映している」と述べた。
製造業PMIの上昇に加え、サービス業PMIも51.3と、前月の50.7から上昇。サービス業PMIの上昇は、サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会も一因とみられる。その結果、総合PMIは52.2と、前月の51.5から上昇した。
全体の販売価格指数は58.6で前月から変わらずだった。全体の投入価格指数は62.1と、前月の62.5から低下した。