Tala Ramadan Nayera Abdallah Olivia Le Poidevin
[ドバイ/ジュネーブ 23日 ロイター] - イラン外務省のバガイ報道官は23日、同国の当局者がスイスで国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長と会談した事実はなく、IAEAによるイラン核施設査察も計画していないと述べた。
バンス米副大統領は22日、スイスで行われた米国とイランの高官による和平協議で進展が得られ、最終的な和平合意に向けた「良い基盤」を築いたと述べた。協議後の記者会見で、イランが核査察の受け入れのほか、凍結資産の処理や停戦管理のための仕組みの構築に同意したと明らかにし、「最終的な合意を成功させるための非常に良い基盤を築いた」と語った。
イランのアリ・バフレイニ駐ジュネーブ代表部大使は23日、協議で「順調な進展」が見られたと述べ、今後数日中に、制裁解除とイランの核活動に焦点を当てた2つの作業部会が設置されると語った。
ジュネーブで記者団に対し、核問題やIAEAの役割に関する交渉を開始する前に、初期合意の5項目が完全に履行される必要があると指摘。また、レバノンは米国とイラン間の暫定合意の「疑いようのない」一部であり、そこにはイスラエル軍によるレバノンからの撤退も含まれていると述べた。
一方、イランが合意の一環として凍結解除された資産を米国のコモディティー(商品)購入に充てるという米国の主張を否定。バフレイニ氏は「凍結が解除される資産をどう扱うかはイランのみが決定するものであり、他のいかなる国もそれらの決定やプロセスに影響を及ぼす役割を持つという主張は一切拒否する」と語った。
イランのペゼシュキアン大統領はXを通じ、協議の有効性は合意された義務への完全なコミットメントとその完全な履行にかかっていると表明。「合意文面外の声明は交渉の進展に役立たない」と警告した。