[ロンドン/シンガポール 19日 ロイター] - 欧州外為市場では、ドルが大半の主要通貨に対して堅調に推移した。円は対ドルで約2年ぶりの安値水準となり、40年ぶりの安値が視野に入った。
ドル/円はこの日は161.3円と前日比横ばいだった。18日遅くには一時1ドル=161.8円まで上昇し、2024年7月に付けた161.96円に迫った。これを超えれば、円は1986年以来約40年ぶりの安値を付けることとなる。
市場参加者は日本当局の介入を引き続き警戒している。
ドルは今週、主要通貨バスケットに対して1%上昇し、13カ月ぶりの高値を付けた。17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)が示した見通しで、当局者19人中9人が年末までに利上げを予想していることが明らかになった。
INGの通貨ストラテジスト、フランチェスコ・ペソレ氏は「短期的には、FRB後の楽観ムードでドル高がもう少し続く可能性がある。市場は強い経済指標が出れば12月までに2回の利上げを完全に織り込みたがるだろう」と指摘した。また、ドル/円について「すでに介入領域に深く入り込んでいる。きょう介入がなければ、ドル高地合いを踏まえると投機筋が162─163円に向けて押し上げる余地が残る」と述べた。
ドルは早い時間帯に欧州主要通貨に対しても上昇したが、欧州の午前半ばにはその動きが弱まり始めた。
ユーロは一時1ユーロ=1.1418ドルと3カ月ぶりの安値を付けた後、1.1464ドルとわずかに上昇した。
ポンドは一時2カ月超ぶりの安値となる1ポンド=1.3164ドルを付けたが、その後1.322ドルと前日比0.1%高となった。
スイスフランは軟調。ユーロは対スイスフランで0.39%高の0.9254フランだった。ドルは対スイスフランで0.8091フランと2025年11月以来の高値を付け、その後0.35%高で推移した。
<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード
ユーロ/ドル 1.1469 1.1446
ドル/円 161.36 161.30
ユーロ/円 185.08 184.65