[ローマ 19日 ロイター] - イタリアのメローニ首相は19日、トランプ米大統領の自身に関する話は「でっち上げ」と非難した。トランプ氏はイタリアのテレビ局に対し、メローニ氏が主要7カ国首脳会議(G7サミット)の場で一緒に写真を撮るよう「懇願した」と語っていた。
会合の映像では、メローニ氏とトランプ氏が熱心に会話する様子が映っていたが、トランプ氏は単にメローニ氏に付き合って話をしたに過ぎないと示唆した。
トランプ氏はテレビ局La7の短いインタビューで、自らイタリアの首相について記者に尋ねた後、「(メローニ氏は)私が話しかけたことできっと喜んでいるだろう。話してやる必要などなかった」と語ったと伝えられた。
La7の翻訳によると、「私に一緒に写真を撮ってほしいと懇願した。私との写真がほしかったのだ。撮るつもりはなかったが、彼女がかわいそうになってね」とトランプ氏は述べた。
La7はオリジナルの音声は公開せず、吹き替えのみを放映した。
メローニ氏は、「トランプ氏の発言は完全にでっち上げだ。率直に言って驚いている。なぜ米国の大統領が同盟国に対してこのような振る舞いをするのか分からない。しかもこれが初めてのことではない」と述べた。
さらに「西側諸国と米国の敵に対して(トランプ氏が)同じ毅然とした態度を示さないのは残念だ」とし、敵にははるかに寛大に接していると指摘。「私もイタリアも決して懇願などしない」と語った。
メローニ氏はかつてトランプ氏の声高な支持者であり、2025年のトランプ氏の就任式に出席した唯一の欧州首脳だった。しかし、イラン紛争を非難したローマ教皇レオ14世にトランプ氏が激しく反発したことをメローニ氏は批判、トランプ氏と距離を置いた。トランプ氏はこれに対し勇気に欠けるとメローニ氏を非難した。