[シドニー 19日 ロイター] - 豪州当局は19日、同国初となるH5N1型鳥インフルエンザ感染疑い例が西オーストラリア州で出たと発表した。
西オーストラリア州のジャービス農業相によると、ケープルグラン国立公園で見つかったチャイロオオトウゾクカモメが鳥インフルエンザの陽性反応を示した。現在、ウイルス株を特定するため追加検査が行われており、20日に結果が出る見込み。この地域で見つかったオオフルマカモメ1羽も感染の可能性があり検査しているという。
ジャービス氏は、事態を深刻に受け止めているとし、「H5型の感染が確認されれば、国家規模で迅速かつ協調的な対応が取られるだろう」と述べた。
高病原性のH5型鳥インフルエンザは2021年以降、野鳥や哺乳類が感染して大量死し、家禽にまで広がっている。豪州はこれまで、感染が確認されていない唯一の大陸だった。
ワット環境相は声明で、感染が確認されれば、非常に懸念される事態だが、同国はこの数年間、こうした事態に備えてきたと述べた。
アデレード大学のウェイン・ボードマン准教授は、オーストラリア固有の野生動物に壊滅的な被害をもたらす可能性があると述べた。