「Thriller」(アルバム『Thriller』収録)
ビデオは劇中劇から始まる。マイケルと女優オーラ・レイが月夜の街を歩いている。マイケルが彼女になってほしいと頼み、レイは受け入れる。
「言っておきたいことがあるんだ」とマイケルは言う。「僕はほかの男とは違う」「もちろんよ。だから好きなの」「いや、本当に違うんだ」──。
その後の四半世紀、マイケルの周辺で繰り広げられる騒動を考えると、このやりとりはさまざまに解釈できる。
一番簡単なのは、彼はほかのスターとは違うという説明だ。ありきたりのビデオは作らない。最先端の技術を駆使した映像とリアルなストーリー、誰もがまねするダンスの振り付け。そしてマイケルは狼男に変身する──。間違いなく史上最高傑作のビデオだ。
「Black or White」(アルバム『Dangerous』収録)
「Thriller」を手掛けたジョン・ランディス監督と再び手を組んだ作品。アメリカのゴールデンタイムに初放映され、驚異的な視聴率をたたき出している。当時のマイケルのスーパースターぶりをうかがわせるエピソードだ。
終盤のモーフィング(顔が次から次に変化する)技術は、今となってみればそれほど高度なものではないが、当時は驚きだった。エンディングが物議を醸したロングバージョンもご覧あれ。
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