Jasper Ward
[ワシントン 18日 ロイター] - トランプ米大統領は18日、11月の中間選挙に向けてユタ州で来週予定されている予備選を前に、同州の郵便投票を阻止するために何らかの措置を講じるべきとの考えを示した。
トランプ氏は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に「私が毎回容易に勝利した偉大なユタ州が、コロラド州などと同じく、全面郵便投票方式に移行しようとしているようだ。これらの州はいったんこの方式に移行すると、常に左傾化する」と投稿。
その上で「ユタ州にこれをやめさせるべきだ」と書き込んだ。
全米州議会議員連盟(NCSL)によると、全ての選挙を完全に郵便投票で実施することを認めているのは全米で12州に満たず、ユタ州とコロラド州はその中に含まれる。
トランプ氏は、郵便投票が民主党に不正の機会を与えると証拠を示さずに主張した。
ユタ州で選挙を統括するヘンダーソン副知事(共和党)は、同州の有権者の90%超が郵便投票を選んでおり、安全な方式だと説明している。
ヘンダーソン氏は「郵便投票を導入して以降、ユタ州は全米で最も投票率の低い州の一つから、最も高い州の一つになった」と指摘。「ユタ州が示してきたように、どのように投票するかが誰に投票するかを変えるわけではなく、単により良い有権者にするだけだ」と述べた。
同州の民主党は、ユタ州における郵便投票を縮小する連邦政府のいかなる取り組みにも反対するとし、トランプ氏の発言は州民に対する「侮辱」だと非難した。
トランプ氏は郵便投票について繰り返し異議を唱えてきた。ただ、自身も今年に入って郵便投票を行っている。
3月には、全米で郵便投票の規則を厳格化する大統領令に署名し、各州で投票資格のある米国市民のリストを作成するよう政権に指示した。