Philip Blenkinsop

[ブリュッセル 18日 ロイター] - 欧州連合(EU)首脳は18日、対中貿易赤字の拡大と、レアアース(希土類)など重要鉱物の中国への過度な依存を抑制するため、より厳しい新たな措置を協議した。

EU外交筋によると、加盟27カ国の間では、現在1日当たり約10億ユーロ(11億5000万ドル)に達するモノの対中貿易赤字が問題であるとの認識が徐々に共有されつつある。

ルクセンブルクのフリーデン首相は、中国との対話を支持する一方、貿易関係は公平でなければならず、「一方通行」であってはならないと強調した。

外交筋によると、EU首脳らはブリュッセルでの会議で、さらなる措置が必要との見解で一致した。EUの貿易政策を統括する欧州委員会に対し、EUの主要貿易相手国との対話から成果を出すよう求めるとともに、EUが自らの利益を守るために必要なあらゆる手段を確保するよう要請した。

ただ、その具体的な進め方については意見の一致が見られない。フランスのような国々は強硬な姿勢を主張する一方、EU最大の輸出国であるドイツや、中国からの投資が増加しているスペインは、より慎重な姿勢を示している。

スペインのサンチェス首相は首脳会議に先立ち、「われわれには友人が必要であり、均衡の取れた関係が必要だ」と発言。「現実的になる必要がある」とし、中国のような主要経済国と、米国のような伝統的な同盟国の双方と橋を架ける必要があると述べた。

EUの貿易防衛措置は既に中国に集中している。新規の反ダンピング・反補助金調査21件のうち、18件が中国の生産者を対象としている。また、EUは2024年以降、中国製の輸入電気自動車(EV)に追加関税を課しており、中国によるEU産乳製品やブランデーへの報復措置を招いている。

欧州委員会は第3・四半期に貿易防衛策の包括的な見直しを実施する予定で、過剰生産能力や中国など特定の供給元への過度な依存に対処するための新たな措置を示唆している。

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