Hiroko Hamada
[東京 17日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は5日続伸し、前営業日比497円75銭高の6万9902円25銭で取引を終えた。取引時間中・終値ベースともに史上最高値を更新した。朝方は前日の米ハイテク株安の流れを受けて売りが優勢となったが、その後は切り返し、後場には再び7万円の大台に乗せた。AI(人工知能)・半導体関連の一角が堅調だったほか、中東情勢の地政学リスク後退を好感する形で景気敏感株にも買いが入った。
日経平均は前営業日比398円安でスタートした後、下げ幅を縮小し、次第にプラス圏に浮上した。前日の米ハイテク株安は重しとなったが、堅調なAI需要を背景に関連銘柄を物色する動きがみられた。米WTI原油先物の下落基調も支えとなった。
後場に入ってからも買いの勢いは強まり、日経平均は一時721円高の7万0125円75銭まで値上がりした。その後は売り買いが交錯し、やや不安定な値動きとなったが、大引けにかけては高値圏でもみ合う展開が続いた。
UBSSuMi TRUSTウェルス・マネジメントのストラテジスト・小林千紗氏は「米ハイパースケーラーによるAI投資が旺盛で、日本の半導体企業にも恩恵が続くとの見方から関連銘柄は引き続き買われそうだ」と話す。加えて、米イランの和平合意期待が高まっており、「これまで出遅れていたシクリカル(景気敏感株)にも買いがみられ、物色の柱が複数ある状況」(小林氏)という。
日経平均は大台の7万円に乗せたが、今後も水準を切り上げていく可能性があるとみている。
TOPIXは0.55%高の4013.23ポイントで取引を終えた。年初来高値を更新した。東証プライム市場指数は前営業日比0.55%高の2069.97ポイントだった。年初来高値を更新した。プライム市場の売買代金は10兆4130億0300万円だった。東証33業種では、ガラス・土石製品、機械、精密機器など22業種が値上がり。海運、鉄鋼、陸運など11業種が値下がりした。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.26%安の712.43ポイントと、小幅に反落した。
個別では、前日に配当予想の引き上げを公表したタムロンが急伸し、プライム市場の値上がり率トップ。同じく、前日に配当予想を上方修正したキャリアデザインセンターも大幅高となった。
指数寄与度の大きい東京エレクトロンは堅調。イビデン、レーザーテックも買われ、日経平均の押し上げに寄与した。主力のトヨタ自動車は値下がり。ソフトバンクグループも軟調だった。
プライム市場の騰落数は、値上がり931銘柄(59%)に対し、値下がりが578銘柄(36%)、変わらずが55銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 69902.25 +497.75 69005.88 68,985.63
─70,125.75
TOPIX 4013.23 +22.09 3997.71 3,989.06─
4,035.32
プライム市場指数 2069.97 +11.38 2062.21 2,057.58─
2,081.31
スタンダード市場指数 1628.88 +14.76 1613.32 1,613.25─
1,634.75
グロース市場指数 915.31 -0.68 918.48 911.31─92
4.56
グロース250指数 712.43 -1.88 716.52 709.87─72
0.74
東証出来高(万株) 211655 東証売買代金(億 104130.0
円) 3