[ソウル 17日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)の申鉉松総裁は17日、インフレ率が目標水準に向けて安定しつつあると確信できるまで、積極的に対応すると述べた。インフレ目標政策に関する半期報告書の公表後に開かれた記者会見で述べた。
報告書では、米国とイランの戦争に終結に向けた動きが見られるものの物価押し上げ圧力は継続し、インフレ率は2027年末まで目標を上回り続けるとの見解を示した。
「情勢の緩和に伴い原油価格は徐々に下落するだろうが、原油高と為替レートに起因するコスト面の物価上昇圧力が他の製品にも波及すると予想される」とした。
消費者物価上昇率は26年下半期に3%前後で推移し、27年も中銀の中期目標である2%を上回り続けると予想。一部テクノロジー企業の多額のボーナス支給など、賃上げによる需要面の圧力の高まりを指摘した。
こうした指摘は、来月にも利上げする可能性を示唆する。
中銀は5月の会合で政策金利を据え置いた。16日公表の議事要旨によると、世界的な原油高と堅調な輸出の伸びによるインフレ圧力の高まりを踏まえ、早期引き締めに備えるべきとの意見が過半数を占めた。
次回の政策決定会合は7月16日。