[16日 ロイター] - 米国は、イランとの戦闘終結に向けて合意した覚書に基づき、イランが原油や燃料の販売を直ちに開始することを認める方針だ。米政府高官が16日明らかにした。

イラン産原油販売に対する制裁免除条項は、週内に見込まれる覚書の署名が行われ次第発効する。販売を円滑にするための銀行、輸送、保険などのサービスも対象になるという。

ただ、高官は「成果主義に基づく」とし、「核兵器の放棄、濃縮物質の無害化、ホルムズ海峡の航行の自由を妨害しないといった合意した全ての条項を順守した場合に限り、イランは覚書の恩恵を受けることができる」と述べた。

今回の措置について、エネルギー制裁の専門家で、オブシディアン・リスク・アドバイザーズのマネジング・プリンシパル、ブレット・エリクソン氏は「イランに対する数十億ドル規模の譲歩になる」と指摘。「米国は数カ月にわたり封鎖圧力をかけた末、イランに対し経済的利益を与えることを選択した」と述べた。

エリクソン氏によると、イランは貯蔵施設やタンカーに1億バレル超の原油を保有しており、このうち6000万バレル以上は米国の封鎖の外にあって容易に販売可能という。

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